2001
Space Alternative/京都ミクストメディア
artist:山元ゆり子
映像:山口貴之
H200×W450×D500cm/TV,artificial grass,table,chair,light,cray,cloth
入口を入ると一本道の回廊が続いています。その回廊には小さな足音がずっと一定のリズムで響いています。1つ目の角を曲ったあたりから、後ろから誰かが追って来る足音がします。しかし、姿は見えません。よく見ると、曲り角ごとに白い石版が浮いているように点在しています。その1つ1つには問いかけが書かれており、来場者はその答えを石版に書き込みながら通路を奥へと進んで行きます…
夢の中で、己の深層心理・潜在意識・その時々の精神状態から ダイレクトに影響・構成された、奇妙な空間やストーリーを 味わった事はないでしょうか。 そこで体験したエピソードは、支離滅裂で非現実的な事でも その本質は、何より現実的で己の核に触れるものであったりする。 フッと己の頭の中に迷い込む白昼夢のような空間と時間を与えたい。 この作品では、鑑賞者が作品に入る事でその人自身が主人公となり 物語が動いていく芝居のような形式を作りました。